Endless SHOCK 梅田芸術劇場,博多座

あと、2公演で2017年版 Endless SHOCKが終わろうとしてる。

 

2017年版 SHOCKを帝国劇場で観劇した時から、ここに博貴が入ったら、2017年版 SHOCKにライバルとして博貴が入ったとしたら。

それが楽しみで仕方なくて。

 

特に、浜中文一くんが参加したことによって、ライバルの見え方がまた変わる今年のSHOCK。

 

地方公演はそれに加え、辰巳くんと浜中くんの芝居によって今までのコウイチチームとライバルチームという部分に加えて、

リカのことに対して等の年上男の子チームみたいな、言い方あってるか分からないけど男子校みたいな、博貴、辰巳くん、文ちゃんの掛け合いもあったりして面白くて。

 

文ちゃんは今までのみんなと所々受け取り方が違くて、静と動の芝居の使い分けが違う。

それは、ライバルである博貴側に今までのライバルチームの誰よりも寄り添っているから。

今までのライバルチームのみんなのお芝居がコウイチありきのカンパニー、ライバルは花形だけど二番手。

だったとすると、文ちゃんはそれを理解しつつも、博貴が居なきゃカンパニーはダメだから、博貴がダメになりそうな時全てをそばで支えてあげようって、親友のような、戦友のような、心の距離がとても近い存在として役作りしてた気がする。

実年齢もあるかもだけど。実際に1個しか変わらないし。

 

だから、私的にはユウタを観た以降ぶりの衝撃で。

 

常にライバルに寄り添って、常に敏感に感じ取ってるから。

 

博貴が刀を本物に変えたことも

コウイチが死んじゃってることも

全部先に背負ってて。

 

コウイチが復活した時の顔、ハイヤーを踊りに行く時の顔、コウイチの手を握った時の文ちゃんの顔、リカが本当はコウイチが死んでると訴えた時の顔、博貴が現実を受け止めきれなくて嘆き叫んでる時の顔、

 

どの瞬間もきっと文ちゃんが受け止めてて。

 

今までのSHOCKって、なんかライバルの未来ってどうなったのかな?とか、思っても心配しかなかった。

けど、文ちゃんがいることでライバル博貴の明るい未来を想像できる気がして、だから、ライバル視点で観てるとギューって苦しくなる部分の多いけど、今回は救われる部分も多くて、文ちゃんありがとうってなる場面が本当に多くて。

 

地方公演始まってみると、やっぱり博貴と文ちゃんのお芝居のキャッチボールが絶妙で。

お互いちゃんとお芝居を受けたから返す(当たり前だけど、長いスパンでやってると一番なぁなぁになりがちな気がする)ってとこを徹底してるから(錦織さんイズムな気がする)毎公演気持ちが動いてるのが見えるから。

 

 カーテンコールで2人の笑顔が見られるとこっちも安心するというか、だいぶ身体もだけど心も疲れてるだろうな。と。

オダサクの時から思ってたけど、お芝居のキャッチボールをし合う2人だから、全く同じ芝居をしないから、相手の言葉を聞いて、それを受けたお芝居をするから。

 (全公演平等にっていう光一くんのパフォーマンスの見せ方ももちろんあれだけど、大前提だけど。アドリブ部分以外でも、やっぱり演技はその時のモノってある気がするから、特に博貴みたいな憑依型人間は。だから文ちゃんみたいにその場の言葉を受け取ってくれる演技人が居ると違う風に観える)

 

文ちゃんメインの話になってしまった(笑)

 

博貴は、やっぱり梅芸途中から?かな?(梅芸前半からしか入ってないので分からず)

階段上のお芝居を変えてきて。

いやー、もうあれはここ何年か博貴がライバルやるようになってからの、

あ、これじゃん。これだよこれ。

後半の博貴の芝居にもつながってくる。 

 

『間違えて刺しちゃった』

なんなら、

『え?俺が?刺さっちゃったの?』

 

くらいの出来事の事故なのよ。たぶん。

だって、博貴がコウイチをギャフンと言わせたいのは、

ショーを途中で止めることに意味があるんだもん。

SHOW must go on!を邪魔してやりたかっただけなんだもん。

だから、取り乱して、パニクって刺しちゃった、よりも。

 

止めろー!幕下ろせー!って叫んで目を離した時に、刺さっちゃった…

の事故の方がしっくりくる。

え、血?なんの血?え?何が起きた?くらいのあの感じがせたな切なさが増す。

 

2幕の告白?独白?のシーンも、誰よりも現実を受け入れるのに時間かかってるし、

誰よりも取り乱してる。

 

自分のちょっとした、嫉妬と、疲れちゃったのと、もっと構って欲しい、もっとコウイチと一緒のペースで進みたいだけ。ただそれだけだったのにって。

それのせいでコウイチが死んじゃうなんてって。

 

それが、あの階段上の刺しちゃうシーンを客席側を向いて、って演技にしたことで、より一層強まった。

あれはすごい。

 

あと、殺陣。

 

今回ジャパネスクの4分の3くらいを両刀でやってる。

前は半分?いや、半分より前半の段階で2本にしてた気がする。

あの長いのでずっとやるジャパネスクって今まで以上の運動量な気がする。

コウイチが打たれる直前だったかな?位で、奥の方で分かれるバージョンに持ち替えてるんだけど。

両刀振り回すって絶対大変だよなぁ。でも長身の博貴をかなり活かしてもらってるよなーって、観てる。

まだ、ジャパネスクと夢幻は、肩に力入りながらしか観れない、、(笑)

から、とても疲れる(笑)

観てる方が言う言葉じゃないけど。

 

 

私的な千秋楽になった公演で、

夜の海で、大きくよろめいて、その瞬間になのか、腰が痛くて限界で大きくよろめいたのかは定かじゃないけど、

それ以降ずっと苦しそうな表情してて

なんなら、目も虚ろで。

ちょっと心配だったけど、翌日からもなんとか舞台に立ち続けてるみたいだから。

 

身体もボロボロだろうけど。あと2回。

頑張れ、博貴!

 

 

どうして、博貴ライバルは映像化してくれないんだろう、、、

これだけ長くやらせてもらってるんだから、映像化して欲しいね、、、。

地方ってだけで、やっぱり業界の方からは目が届きにくかったりするんだから、せめて形に残して欲しいなぁ。

1年のうち3ヶ月をかける作品。1年の4分の1を使う作品。

やっぱり、何かしらの次に繋がって欲しい。博貴は個人戦だから。

本人の頑張りがどこかに届かないと意味がないから。

その意味を考えてしまう。

 

博貴の腰が、身体が、これ以上悪化しませんように…!!!!!!!頑張れー!