ペール・ギュント 神奈川芸術劇場③

兵庫公演も無事に終えたようですがまだ続きがあるのです…。日にち空いちゃったけど…!




私は結局、初日と千秋楽とで観え方が違ってしまって、一つ変わると内容の解釈まで変わってしまって。。

すっっっっっごい簡単に言うと、
初日は、あぁオーセもソールヴェイもかわいそう…私には無理だ…

こんな感じ。

アフタートーク×2で
ソールヴェイ自身もペールが居たことによって保っていた…とか
本人たちももしかするとペールの生死は答えを明確に出してないのかな?とか
諸々の話を聞いて、


千秋楽は、あぁペールって本当悲しい寂しい人だったのかもしれない…

って思いも頭によぎって。

これは何回か回数を観ることによって担当贔屓的なものが出てきたのか…?!?!とか考えたけど割と、私観劇の時冷静というか、フラットで観てるつもり…だから…とか色々考えちゃった(笑)


なんか、人って、他人と関わることで自分が成り立ったりするんだよねと。

なんか、当たり前のこと。小学校の時に道徳で教わったようなことを改めて大人になって学び直したというかそんな気持ちにもなって。


アフタートークで、藤井美菜さんが言ってたのだけれど、
女性はペール・ギュントみたいな生き方はできません。よね。

と。

私は女性はペールみたいな生き方をできないんじゃなくて、しないだけ。
いや、大げさに言えば影ではしてる。見えてないだけ。表面上に。
割と女の人って自分の利益重視よね。
って考えると、

やっぱり、人って自分が可愛いから。結局。多かれ少なかれペールには共感してしまうのかな。って。

だから、今回の作品を全く理解できない。共感もできない。意味分からない。みたいな人は、
観てる最中に、チクチクと胸が痛まないってことは、ものすごく純粋で素敵な人なんだと思う。

私みたいに頭疲れたー*\(^o^)/*みたいに言ってる人は、そりゃもちろん奴隷売買なんてしたこともないし、金貸しだってしてないけれど、あんなにチャラッチャラでモテる人生なんて送ってないけど、
あらゆる場面でハッとするというか、あぁ…と考え込むから、3時間のうちにHPがガンガン減ってピコーンピコーンって赤点滅しちゃうのよね(笑)きっと。


そんな役を大きなミスもなく(たぶん)全公演演じきった内博貴!さすが!


最近は、堂本光一くんのおかげで座組みに、カンパニーにとっての座長の姿勢的なものも受け継いで。
博貴なりに、博貴らしく、昔に比べたら少し頼り甲斐のある背中をしてる気がする。

両会場の楽で観ることができた、白井さんをステージに上げようと、
両手でおいでおいで〜ってジェスチャーしたり、ふっと笑った顔が妙にかわいかったりとか、その辺は内博貴が生まれながらに備え付けてきた、人懐っこさゆえの彼の素です。
加藤和樹さんのファンの方とか、他のカンパニーのファンの皆さんの目にはどう写ったか…
ぶりっ子っぽく見えたかもしれませんが素です…(たぶん)

内博貴は9月〜梅田芸術劇場、10月〜博多座と2ヶ月に渡ってペール・ギュントとは全く違う世界観のEndless SHOCKが始まります!


ペール・ギュントのカンパニーの皆さんとまた共演する日がありますように…!

カンパニーの皆さん、楽しい時間をありがとうございましたー!